[iPhone] 古いiOSで2ファクタ認証が通らない場合の認証方法
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「そうだ!置き時計にしよう!」
使いみちの無くなった古いiPhone4を置き時計にしようとふと思いつき。そこでAppStoreでそれ用のアプリをインストールしようと試みた所「iCloudにログインできない」というトラブルで先に進めず困りました。その対応方法をまとめました。
目次
概要
iOS7の古いiPhoneでiCloudにログインしようとすると問題が発生します。
具体的には「iCloudにログインして下さい」といったメッセージが出るのでパスワードを入れると、他のデバイスで認証を許可する表示がでます。そして認証を許可すると6桁の数字が表示されるのですが、その数字を古いiOSでは入力することができません。
また一度ログインを施行してしまうと「iCloudにログインして下さい」というメッセージが出続けるので非常に困ります。
原因
これは先に導入された2ファクタ認証の問題です。2ファクタ認証に対応していないデバイスがログインできなくなります。例えばiOS7を利用しているデバイスでこの問題が発生します。
対応方法
やり方としては2つあります。
2ファクタ認証を解除する
こちらの方法は試していませんが、2ファクタ認証を解除してしまう。もしくは都度解除する方法があります。解除の方法はGoogle等で検索すると解説記事がいろいろと出てきます。
もちろん2ファクタ認証を解除してしまえば問題なくログインできるとは思いますが、セキュリティ面が緩くなる問題があります。また都度解除する場合は手間もかかります。また解除が今後できなくなるといった可能性もあります。
ですので今回この方法は利用していません。
App用パスワードを利用する
今回利用したのはこちらの方法です。App用パスワードを利用します。App用パスワードは2ファクタ認証に対応していないアプリ用に用意されているものですが「古いiOSでのiCloud認証」でも問題なく利用できました。
手順ですがApp用パスワードを生成するには「Apple IDを管理」のページから生成します。「Apple IDを管理の」ページ中ほどのApp用パスワードの欄の「パスワードを生成」を押します。横の「編集」ボタンからも同様に生成可能です。
ポップアップした画面に任意の名称(管理用)を入れて「生成」を押せば16桁のAppパスワードが生成されます。
生成された16桁のAppパスワードを、古いiOSデバイスで「iCloudにログイン」のパスワード欄に入力すればログインできます。
なお生成されたパスワードはログインすると画面から消えるため、パスワード管理ツール等に保存しておきたい場合は生成直後に保存する必要があります。
ただ特に保存しなくても必要に応じて再生成は可能ですし、また既に発行したApp用パスワードを消すことも可能です。発行済のApp用パスワードの削除は先ほどの画面の「編集」ボタンから行います。